これに近い経験は数多い

久しぶりにMishのBlogを読んでたら面白い記事があった→My Horrific Experiences With Sony Customer Support

MishのSony製パソコンが故障した後の、Sonyカスタマサポートとの延々としたやり取り。笑えないが、笑える。

すごく長い話なのだが:

  • MishはSonyのパソコン購入時に、3年の延長保証にも加入していた。
  • そのSonyパソコンのディスクが死んだ。(彼はあまりパソコンに詳しくないようで、Sonyに頼むという手段しか思いつかなかった模様)
  • Sonyカスタマサポートは「技術部門」と「サービス部門」とに分割されており、双方が情報共有していない。
  • 結果、技術部門担当は「保証切れ」と対応してくれない。Mishが「サービス部門に連絡して、延長保証に入っていることを確認してくれ」と頼んでもとり合ってくれない
  • Mishが自力でサービス部門から聞き出した保守サービス番号を技術部門に伝えても、技術部門は「番号を確認できない」ととり合ってくれない。
  • サービス部門が技術部門に直接保守サービス番号を伝え解決したかに見えたが…
  • 技術部門、今度は「レシートのコピーを送付しろ」と要求。サービス部門は製品購入日も、延長保証加入も確認しているのに、だ。
  • しかも技術部門は「Sonyのサイトにいけばレシートのコピーみれますよ」とか言ったらしい。客が見られるのならSonyも見られるだろ、と怒るMish。しかも教えてくれたURLは間違っていた、というオチ。
  • なんとかレシートのコピーを取得したMish。それをSonyカスタマサポートに送付。技術部門は「修理の日程を調整して連絡します」と言ったが…
  • 当然、そんな口約束は破られていた。再度修理日程を調整してもらったが、今度は部品切れ。やっと部品が来たら…
  • Sonyの保守担当はハードディスクの交換はしたが、インストールとかはしてくれないのね。
  • その交換したハードディスクも調子が怪しいので、更にSonyサービス部門を詰めるMish。するとSonyは「NCRS(national customer relations specialist)」を紹介してきた。ボスキャラですな。
  • そのNCRSに対し「新品との交換」を要求するMish! かっこいい!
  • だが、NCRSの回答は「その製品は販売打ち切りなので交換できない」というものだった!
  • 問題は…SonyのWebでは同製品が扱われており、販売打ち切りでもなんでもないこと。怒るMish!

ここまででほぼ一週間。問題は解決せず。毎日夕方まで電話でやりとりし、時間になると「ここまで」と対応を打ち切るSony。結局、MishはSonyの対応に愛想をつかし、地元のパソコン修理屋に持ち込む。こちらは「定時後」にも親切に対応してくれ、結局Mishのパソコンはよみがえる。めでたしめでたし。


自分はSonyのカスタマサポートとは直接やり取りしたことはないが、上記と似たような経験は何度もしている。カスタマサポートの内部が「サービス」「技術」という具合に分割されていて、しかも組織間で情報共有されていない、というのは基本中の基本とも言える米国企業の「病」であり、いい加減にしてくれと叫びたい。

しかしまぁ、Sonyは大丈夫なんかいな。

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